
『ネバーランド』おかげさまで全12ステージを満員御礼で無事に終了することが出来ました。御来場本当にありがとうございました!!
青山円形劇場。既に閉館が決まっているこの劇場。かつて僕等がまだ高校生だった時に、僕等を芝居の世界に夢中にさせてくれた場所。長い時間を経て僕等をこの場所まで導いてくれた僕等の聖地。
大人になり、空を飛べなくなったピーターパンとして、この場所をありったけの感謝の気持ちを籠めて、泥臭く力一杯走り回りました。
『ネバーランド』。間違いなく、これが少年社中が体現したかった集大成となる渾身の作品でした。
千秋楽のカーテンコールの最期に僕は僕等がここまで来れた感謝を籠めて『青山円形劇場!!ありがとうっ!!!』と叫びました。
でも、この劇場で『ネバーランド』が上演される事はもうありません。
この劇場はこの場所からなくなるのです。だけど、僕等はまだ生きている。そして産まれたこの作品は、ずっと生き続けるんだと思います。
そう、まだまだ生きて行くんだ。僕等は。
ありったけの感謝の思いを胸に、出来る限り遠くへ。飛べなくなった翼を引きずっても、右と左を交互に繰り出し、この脚で彼方へ歩いて行くんだ。
“ 僕 等 は 何 処 に だ っ て 行 け る ”
ありがとうございました。
井俣太良
人間の祖先が、
初めて「感動を共有する」ことに目覚めた時、
人々は円くなって
表現者を囲ったのではないでしょうか。
この宇宙。
働き合う「力」が、
最も安定し、
最も持てる威力を発揮する形を執ると
円形にまとまるのが理なのかも知れませんね。
ハイレゾの「トザイトーザイ!」に始まり、
ネバーランドの縦横無尽の疾走に表現された
少年社中さんの青山円形劇場への愛☆
観客である私達も
少年社中さんが創造した
宇宙の一部となれたような気がして
本当に幸せな舞台でした!
重力は、元々見えないもの。
けれども、見えないからこそ
無くならないもの。
青山円形劇場から
少年社中さんが誕生させた重力があれば、
確かに、心は何処まででも行ける!
本当に、本当に、
ありがとうございました☆