
シェイクスピアさんは母親になんか恨みでもあるんですかい、と疑いたくなるほどに
一般的に見るとけっこう酷い母親を描かれておりますが
今回がそれの最たるものでしょう
ただ、ひとりの人間として見るとわかる、というかなんとも不完全な人間味を感じます
今回の役名は「故ヨーク公爵夫人」
お義母様、母上と呼ばれ「セシリー」という名では一切呼ばれないことになんとも言えない不条理と物悲しさが隠れておりました
ガートルードとの陰陽の差はこの辺にあるのかしら
私はこの人も好きでした
最後になりますが
第三十回公演、リチャード三世が無事終了いたしました
劇場に足を運んでくださったお客様、遠くから応援してくださった皆様、
ほんとうにありがとうございました!
次回もご期待ください
杉山未央
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