『!』
長谷川太郎です。
よく状況が飲み込めません。
イスに縛りつけられてるみたいです。
両手も後ろで縛られてて自由が利きません。
「カゴツルベ」の稽古が終わって
稽古場を出たのは覚えてるけど…
ここはどこだろう?
施設の一室みたいだけど…?
「気がついたか?」
『あ、あなたは…!』
後ろから姿を現したのは、
『少年社中、冒険3部作全てに客演、『銭に向け叫ぶ』では僕の兄を演じた
ホチキスの加藤敦さん!』
「説明台詞すぎる!」
『ぐあっ!』
ガラあきのボデーにキツい一発。
加藤さんがなぜ…?
事態が飲み込めない。
「おいおい、手荒なことは止そうぜ」
『そ、そういうあなたは…!』
近づいてきたもう一人。
『一度見たら忘れないモジャ頭。
ホチキスの橋本哲臣さん!』
「言葉を慎め!」
『ごはぁ!』
またボデーに。
どうなってるんだ?
『げほげほ…。あの、これはどういう…』
「そりゃあ、解るだろ、太郎くん」
「解るよねぇ、太郎くん」
『わからないですよ!僕をこんなとこに縛りつけて
どーしようっていうんですか!?』
「ふっふっふ…」
ニヤリとする2人。
橋本さんのモジャ頭が不敵に揺れる。
「少年社中の『カゴツルベ』…。いつだっけ?」
『え?…1月9日から14日、吉祥寺シアターですけど』
「ん?なんて?」
『いやこの距離で聞こえないてオカシイでしょ。
1月9日から14日、場所は吉祥寺シアターですって』
「ふぅ〜ん・・・」
「じゃあ太郎くんがココから出られるのは、けっこう先になるねえ橋本くん」
「そうだねえ加藤さん」
『・・・はい?』
「や、公演終わるまではココにいてもらうから」
『・・・ええ!?ちょ、ちょっと待ってくださいよ!』
「もう遅えぇ!『長谷川太郎を神隠しして少年社中を困らせる』作戦は
始まっているんだぜえええ!!!」
「ヒャーハハハハハー!!!」
『な、なんだってえーーーーーーーーッッッ!!!???』
「まあ、ご飯だけはちゃんと食べさせてやるぜえ。安心しなァ」
「『あーん』てしてやるからヨォォォーーー!ヒャハーー!」
「加藤さん、そのヒャハーはやめようぜえー!」
「ごめんさなさいー!」
『ちょっと!これ解いて下さいよ!大変なことになっちゃうじゃないですか!』
「はぁ〜〜?聞こえんなあ〜〜〜!!!」
長谷川太郎、大ピンチです☆
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たろう君は大変だろうけど、まあ、おおよそモンダイはないんじゃないの?
げんきでね。春までにはまたあえるといいね♪
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